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2019年9月25日 (水)

STABILITYシャフト~その3~

~その2~からの続きで、実際にSTABILITYシャフトを入れて使用されている方の中には「打ち出しからグリーンに張り付くように走る」転がりになったとの感想コメントが載っていました。

つまり変なジャンプなどがなく⇒スムースに滑る(スキッド)ような打ち出しになったということなのだと思います。ミスパットの一つに打ち出したすぐ後に球がポンポン跳ねてから転がるケースがあります。飛び跳ねるような転がりが起きる原因は2つです!

1つはアッパーブローにヘッドを動かし過ぎて打ち出し角(Launch angle)が6度以上になっている場合です。2つ目はその逆でダウンブローが強い入射角でヒットし⇒ロフト角も-3度以下になってしまって⇒球を地面の中に押し付けるようなインパクトになり⇒押し付けられた球が地面からの反力で跳ね上がるケースです!

いづれの場合も球の転がり方が不安定になり⇒距離も方向も安定しない結果になることは誰でもすぐに分かることです。

断っておきますが「打ち出しからグリーンに張り付くように走る」とか「球の転がりが段違いに良い」というコメントをしている人たちの感想を疑う気はありません!

しかし私が知りたかったのは、STABILITYシャフトに変えたらクラブパスがこんなふうに変化したとか、インパクトロフトがこんなふうに変化したとか、だからそれまでと球の転がり方がこんなふうに変わったというような根拠についてでした。

STABILITYシャフトのCMページを読んでも、「打ち出し角が低く安定するので転がり予測が可能となり⇒距離コントロール性が向上する」というふうに紹介されています。

2019-09-10_1098_20190925141001そこで実際にシャフトを付けてデータを取ってみたくなってしまったんです。

この写真画像の左側がスティールシャフト、右側がSTABILITYシャフトのデータです。

PUTT LAB による計測結果は

1、打ち出し角が1.7度UP⇒1.3度UP(0.4度低い)

2、インパクト時シャフトアングルが0.8度deloft⇒1.3度deloft、0.5度分ハンドファーストでヒットしている

3、インパクトロフトが2.2度上向き⇒1.7度上向き

4、クラブ入射角が0.3度downが0.1度downへとやや上向きに

これが、同じヘッドでスティールシャフトとSTABILITYシャフトでのデータの違いです。

TESTしたのがパット下手な私なのでTESTERが悪いと言えばそうだとも言えます!(笑)  元々私の場合、少しハンドファーストで構えるし、常に少しダウンブローにヒットするし、打ち出し角が理想に近いと言えば言えなくもない個性があります。

そんな問題ありのTESTERなんですが、ほんのわずかですが打ち出し角が低くなったのは事実です。ただし正直に言わせてもらえれば、私にとっては感動的な転がりの良さとかというものではなかったというのが本当のところです!普段の自分の転がりと大きく変わったとまでは感じられなかったんです。

2019-09-10_1093_20190925143901

話題のSTABILITYシャフトの最大の特徴は?と問われれば「低トルク=1度」です!と答えたいと思います。

そしてこの1度というスティールシャフトよりトルクがない点が打感の硬さにつながっています。このことはドライバーに取り付けるシャフトについても全く同様のことが言えるわけで、みなさんは硬い感覚がするシャフトは硬度(=XとかSとか)が硬いからと考えているかもしれませんが、打った時に硬く感じるシャフトというのは低トルク(=3度以下)だからというのが正解なんです。

亡くなられたフォーティーンの竹林さんの言葉をおもいだします。「トルクが少ないシャフトはハンドルに遊びがないレーシング・カーを運転する感覚に近いですよ!」と言っておられました。

低トルクのシャフトは手元の動きを敏感にダイレクトにクラブに伝えるけど逆にクラブの挙動もダイレクトに体に反射してくるので、合う人と合わない人との差がはっきり現れるシャフトと言えます。手先のコントロールに優れている人が使うと意図どうりに動いてくれると言えそうです。

最後にクラブヘッドとの相性について私なりの意見を述べておきます。

最近の重いパターヘッドに合うとCMページには紹介されていますが、この点についてもとにかく手先感覚の優れている人が使うという条件付きで考えたほうがいいというのが私の結論です。
重くて大型のヘッドは慣性モーメントが大きいので、もしオープン⇒クローズの動きが大き人が使うと結構大きなストレスがかかると思われます。そうなるとフェース向きコントロールが大変難しく悩みの種になる恐れがあります。
フェースローテーションがほとんど入らない⇒センターシャフト型&フェースバランス型に慣れていて、ストローク中のフェースローテーションが0に近い人がつかえばGOODだと思います。

 

 

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